おさるのジョージがっこうへいく

おさるのジョージがっこうへいく 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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学校で、特別のお客様として先生のお手伝いをすることになったジョージ。子ども達は、教室におさるがきたので大喜びです。ジョージのお手伝いはおはなしの時間や算数の時間、休み時間、お弁当の時間までは万事順調だったのですが・・・。

赤と青と黄色しかない絵の具から、どうやって他のいろいろな色をつくるのかをジョージが見開きで説明してくれているのが、今回のお話中一番の見所と思います。これを見ると、小さい子はまねしてみたくなると思うのですが、くれぐれもその後の失敗までもジョージのようにならないようご注意ください・・。

おさるのジョージゆめをみる

おさるのジョージゆめをみる 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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黄色い帽子のおじさんと一日中遊園地で遊んできたジョージ。夕食の時に背が低くてテーブルに手が届かなかったことをきっかけに、昼間のことを思い出しました。遊園地では、背が小さいためにうさぎの赤ちゃんをだっこすることができず、回転木馬やジェットコースターにも乗ることができなかったのです。
夕食の後、ソファに座って映画を見ていたジョージはいつのまにか眠ってしまい、夢をみます。それは自分がもっと大きい体になって、再び遊園地で遊んでいる夢でした・・・。

大きくなったジョージの大きさは、普段の5、6倍といったところでしょうか。けれども黄色い帽子のおじさんよりもはるかに大きくなってしまっているので、まわりの人に怪物呼ばわりされてるのが気の毒です。
ソファで見ている映画がどうもキングコングらしいのが、洒落がきいてますね。

おさるのジョージとしょかんへいく

おさるのジョージとしょかんへいく 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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黄色い帽子のおじさんと一緒に初めて図書館に来たジョージ。最初はおとなしくお話教室でお姉さんが絵本を読むのを聞いていましたが、長い時間じっとしてられないジョージは図書館中を歩き回ります。本を運ぶためのブックトラックに、読みたい本をたくさん積んでスピードを出していたジョージは・・・。

下にキャスターのついたブックトラックに自分の読みたい本をたくさん乗せて図書館中をまわるのは、本好きにとっては夢のような光景なのですが・・。調子に乗ってスピードを出していては、良くない結果になるのは決まっていますね。それはともかく、図書館には絵本が古いものから新しいものまで大量にあり、定期的におはなし会なども開催されているので、子どもさんを連れてぜひお出かけ下さい。その際はくれぐれも、ジョージのように走り回ったりしないように・・。

ぞうのエルマー

ぞうのエルマー 作・絵:デイビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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ぞうの群れには大きい象や小さい象、若い象年寄りの象、足の長い象短い象など、いろんな象がいるけれど、色はみんな同じ象色です。けれど、エルマーだけは赤や黄色、青、緑・・・といろんな色のツギハギ模様でした。
みんなと違う色が嫌になったエルマーはある日群れを抜け出し、象色の木の実の汁を使って自分の体を他の象と同じ色にそめます。そして群れに戻り、なにくわぬ顔で仲間にまざっていたのですが・・・。

「おさるのジョージ」と並んでこちらも最近キャラクターグッズを見かける事の多くなった、「ぞうのエルマー」シリーズから。
みんなと違っていてイヤになったエルマーですが、別に色の違いが原因で他の象からいじめられていたとかいうことはありません。なぜ急にカラフルな体がイヤになったのかはぜひ読んでたしかめてみてください。
お話の最後では、仲間の象がみんなそれぞれ好き勝手に自分の体にペインティングするお祭り状態になっています。子どもさんとこの本を読んだ時には、自分がもし象だったら、どういう模様にしたいか?をテーマに一緒にお絵描きしてみたら楽しいのではないかと思います。

こいぬとてぶくろ

こいぬとてぶくろ 作:矢部美智代
絵:義平雅夫
出版:PHP研究所

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箱に入れて公園に置いて行かれたひとりぼっちのこいぬ。ひるまは公園に来たこどもたちをあそびますが、夜になるとまたひとりぼっち。トコトコと歩いて行くと、ある交番にたどりつきました・・・。

穴のあいた手袋を通じての、小さな子犬と交番のおまわりさんとの交流のお話です。 個人的には、お話の最後には少し疑問が残る部分はありますが、絵がとても良いので、犬好きの人にはおすすめです。

11ぴきのねこマラソン大会

11ぴきのねこマラソン大会 作:馬場のぼる
出版:こぐま社

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何ページ分もの絵が1枚につながり、長い絵となっている絵巻絵本です。
あの11ぴきのねこがマラソンをします。 スタートする所から始まって、『ウォーリーを探せ』のように絵のどこを見ても楽しめます。

セリフはありませんが、最後にゴールする所まで書かれているのでそれを追ってみても楽しめます。 やはり1番はとらねこたいしょうでした!

ちいさなさかな

ちいさなさかな 作:ディック・ブルーナ
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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本を開く前にちょっと待って下さい!
さかなが泣いてますよ、なんででしょう? さかなはエサのパンを探しているのですが、池に投げられるパンはみな水の上の鳥のためなのです。

ついつい目に見えるものばかり気にしてしまいますが、水の下の魚に目を付けたとは、さすがディック・ブルーナさんですね。 ところでさかなはちゃんとパンを食べられるのでしょうか?

ぴーんちゃんとふぃーんちゃん

ぴーんちゃんとふぃーんちゃん 作:ディック・ブルーナ
訳:いしいもももこ
出版:福音館書店

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ふたごの女の子のぴーんちゃんとふぃーんちゃん。(原書での綴りがちょっと気になります)
今日は誕生日です。 朝からお風呂に入っておめかしして、プレゼントを貰ったり友だちが来たり楽しい誕生日でした。

大人になっても誕生日は楽しみたいですね。

ふしぎなたまご

ふしぎなたまご 作:ディック・ブルーナ
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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緑の野原に落ちている真っ白い卵。
何の卵でしょう?
たくさんの動物達が自分の卵だと言っているのはいいのですが、猫も自分のだと言っていますよ。 猫は卵を産みましたっけ? 結局何の卵でしょう。

世界「鳥の卵」図鑑 世界「鳥の卵」図鑑
卵と言えばニワトリやアヒルの卵のような白い卵が想像できますが、世界には沢山の種類の鳥がいて、その種類の数だけ(といってもいいほど)卵の種類があるわけですね。
全ページカラーのこの図鑑、プロの鳥類学者が編纂したもので非常に質が高いです。

きいろいことり

きいろいことり 作:ディック・ブルーナ
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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きいろいことりが、かごの中にいる黒い犬に牧場のものを紹介してもらいます。 牛や豚など動物の名前を覚えるのに役立つでしょう。

お子さんに家の中のものを紹介してもらってください。 いい練習になると思います。

もっとほんがよめるの

もっとほんがよめるの 作:ディック・ブルーナ
訳:まつおかきょうこ
出版:福音館書店

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「わたし ほんが よめるの。
もっと よんで みましょうか。」
身の回りのものを女の子が紹介してくれます。 お子さんに自分で声を出して読んでもらいましょう。
最後の
「ほらね、とても じょうじゅに よめたでしょ!」
の後は特別褒めてあげましょう。

くんくんとかじ

くんくんとかじ 作:ディック・ブルーナ
訳:まつおかきょうこ
出版:福音館書店

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もののこげる匂いをかぎつけたくんくん。

「これは たきびの においじゃないぞ」
黄色い家の燃えているのを見つけたくんくんは急いで消防署の署長さんに知らせます。 無事火は消えて、ほめられるくんくん。 なんと消防署のマスコットにしてもらいます。

くんくんの鼻はいつも大活躍です。

スノーマン

スノーマン 作:レイモンド・ブリッグズ
出版:評論社

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アニメーションやグッズの方がお馴染みかもしれません。 色鉛筆の優しいタッチが優しく、セリフが無いです(絵本ではよく見る事かもしれませんが、小さい頃は驚きました)。

雪の降る中スノーマンと一緒に飛び回るさまは、セリフが無いからこそ静けさが伝わってくるようです。 最後に別れの挨拶をする所も、何を言っているのかは分かるような気がします。

小さい子は勿論ですが、大人にも読む(というか見て欲しい)本です。

バーバパパのはこぶね

バーバパパのはこぶね 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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環境汚染や乱獲に苦しむ動物達のためにバーバファミリーが立ち上がりました。
病気やケガをした動物の手当をし、逃げて来た動物のために避難所を設立。けれども、あとからあとから動物たちが殺到したため、とうとうロケットの箱船をつくって宇宙の小さくてきれいな星をめざしてとんでいってしまいました。その頃、地球では・・・。

動物たちのために、のみ爆弾で人間を追い返したり、ダムをつくったり、高い塀を建てて中世のお城のように避難所を囲ったり、最後は宇宙にまで飛び出してしまったりと、今回のお話はスケールが大きいです。
バーバモジャが毛皮にされそうになっている様子は読んでいてつい笑ってしまいました。たしかに上等で暖かそうな毛皮ですが、毛皮にされるということは殺されてしまうということなので笑ってはいられません。
今回のお話は、環境破壊についてや動物愛護の精神などいろいろメッセージ性が濃いものとなっていますが、最後はにぎやかなバーバまつりで閉めているのが、バーバパパらしくて良いと思います。

バーバパパのプレゼント

バーバパパのプレゼント 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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クリスマスにバーバのこどもたちにそれぞれ素敵なプレゼントが届きました。 一番大きな箱が届いたのはバーバズー。中にはなんと、いろんな種類のめずらしい熱帯の鳥たちが!ペットのオオハシくんの友だちがほしかったバーバズーは大喜び。けれど、熱帯の鳥たちがくらすにはバーバパパの家は、雪も積もれば氷も張るしで、とても寒すぎたのです・・・。

熱帯生まれの鳥たちのために、バーバピカリが温室や発電のしくみを考えます。みんなで編んだセーターも、色とりどりで似合っているのですが、寒くて寒くて震えているようすは気の毒です。やはり動物は生まれ育った故郷の環境が一番なのですね・・。

さむがりやのサンタ

さむがりやのサンタ 作:レイモンド・ブリッグズ
訳:すがはらひろくに
出版:福音館書店

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いつもニコニコして優しそうなサンタ…ではなくて愚痴を言ったりする気難しそうなサンタクロースのある年のクリスマスの一日のお話です。
朝起きて、プレゼントを用意して、実際に配ってから家に帰りベッドに入るまでを漫画のようなコマ割で書いてあります。 家の中はサンタクロースの生活感がにじみ出ていて、プレゼントを配る時に子どもの置くジュースや煙突の無い家に文句を言い、と想像とは違うのですが逆に身近に感じるのはなぜでしょう。

最後に入るお風呂が本当に温かそうで気持ち良さそうです。

うさこちゃんとうみ

うさこちゃんとうみ 作:ディック・ブルーナ
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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ある日、父さんのふわふわさんに海に連れて行って貰える事になったうさこちゃん。 お父さんが引いてくれる車に乗って出かけます。 うみで砂山を作ったり、貝を拾ったりしたうさこちゃんは帰りに車の中で眠くなってしまったようです。

最近砂浜も空き缶などが埋まっていてうさこちゃんのように砂で遊ぶなんて事がしにくくなってしまいましたね。 悲しいことです。

ふしぎなたけのこ

ふしぎなたけのこ 作:松野正子
絵:瀬川康男
出版:福音館書店

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たけのこを取りに行ったたろ。 たけのこが突然たろをのせたままどんどん伸びて行きます。 村のみんなはたろを助けるために竹になったたけのこを切ります。 倒れた竹を村のみんなが伝って行くと...。

日本むかしばなしでやりそうな感じの絵です。 たけのこが伸びに伸びたのを表すために絵本を縦にして見る絵は面白いです。 貧しくおいしい食べ物はたけのこしかない村が、竹を道しるべとして色々な食べ物がある海に行く事ができます。 みながたろを助けに竹を切ったり、竹を伝って長い距離を歩いたりと、たろは村のみんなに慕われていたのでしょう。

バーバパパのだいサーカス

バーバパパのだいサーカス 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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バーバパパたちの街にサーカスがやってきました!・・と、思いきや、なんと素通り。街の人々はみんながっかりしています。そこでバーバパパは、悲しそうな子どもたちを喜ばせる計画をたてました・・。

バーバパパとバーバママが大きな象になり、バーバのこどもたちがピエロになったりメリーゴーランドになったりと大奮闘。町中のこどもたちは大喜びです。サーカスの一番の目玉はステージで行われる騎士物語の演劇。バーバファミリーはみんな役者になったり舞台装置になったりしていてるのですが、バーバモジャの変身は怪獣の尻尾、というのがおもしろいです。

バーバパパのがっこう

バーバパパのがっこう 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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バーバパパたちの町の学校は、こどもたちがやりたい放題でめちゃくちゃな、学級崩壊状態。先生は市長さんに泣きつき、お父さんお母さんも頭を抱えています。とうとうおまわりさんまででてきて、「子どもはビシビシ厳しくしつけることが肝心!」と言いますが、バーバパパはそのやり方には反対でした。そして、こどもたちがみんな楽しみながら学べる、バーバパパ学校を提案します・・・。

バーバパパファミリー総出で教育改革という今回のお話は、家族それぞれの得意分野が勉強に生かされています。
私個人としては、バーバズーの自然観察のクラスに入りたいと思いました。バーバピカリの電気工学は、かなり高度なことをやっているようで、ついていけなそうです。

おさるのジョージどうぶつえんへいく

おさるのジョージどうぶつえんへいく 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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かわいいこざるのジョージはある日、仲良しの黄色い帽子のおじさんと動物園に行きました。本日開演の熱帯雨林のコーナーに向かいますが、延期の札が下がっています。ジョージとおじさんは、もう少したってから来てみることにして、それまで他の動物を見てみることにしました・・。

おさるのジョージはとっても知りたがりや。見るものが何でも珍しく、自分でもやってみたいと思い、いろいろなことに手をだします。 今回は動物園のどうぶつたちにエサを勝手にあげて、係の人に怒られたりもしていました。でも、そんなジョージのいたずらのおかげで運良く逃げた動物を捕獲できたりもしています。

今年、映画にもなってますます人気のおさるのジョージ。雑貨などキャラクターグッズも巷にあふれていますが絵本を実際に読んだことがある人は意外に少ないのではないでしょうか?

おさるのジョージ チョコレートこうじょうへいく

おさるのジョージチョコレートこうじょうへいく 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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黄色い帽子のおじさんとドライブに出かけたおさるのジョージ。おじさんは、道沿いのチョコレート工場によってチョコレートを買いました。おじさんがお金を払っているあいだに建物の中を歩き回ったジョージは、チョコレートがたくさん出てくて機械に目を奪われます。ジョージは機械の中の様子をのぞいてみたくてたまらなくなり・・・。

機械を勝手にいたずらしたジョージは、箱詰めを手伝いながらもチョコレートをパクパク食べ放題!誰もが一度はあこがれる光景ですね・・・。
でもジョージはずいぶんと食べ過ぎてしまったようです。お腹を抱えてションボリとしたジョージの顔は、ここでしか見る事のできない独特の表情をしています。

あかいふうせん

あかいふうせん 作:ラモリス
文:きしだえりこ
絵:いわさきちひろ
出版:偕成社

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朝、学校へ行く途中で、パスカルは赤い風船をみつけました。パスカルはその風船を自分の兄弟、友だちのように大切にし、どこへ行くにもつれていきます。風船も、そんなパスカルの言葉が分かるようすで、良く言う事を聞いているのでした。
ところがある日、いじめっ子たちがパスカルの風船をつかまえてしまい・・・。

犬や猫が飼いたくても許してもらえないパスカルが、ふわふわと後をついてくる赤い風船を可愛がる気持ちは、動物を飼いたい、もしくは飼った事のある人なら誰でも理解できるものと思います。それだけに、このお話の最後を、悲しく感じる人は多いでしょうのではないでしょうか。
けれどもこの絵本の主題はそれだけに留まりません。同じ人でも、読んだその時々によって感想は変わってくるでしょう。
子どもさんよりもむしろ大人の方にもおすすめの、心に響く一冊です。

うらしまたろう

うらしまたろう 作:松谷みよ子
絵:いわさきちひろ
出版:偕成社

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子ども達にいじめられている亀を助けた浦島太朗は竜宮城に招待され、そこで楽しい日々を送りますが、ふと故郷がなつかしくなり帰ることに決めます。ところが・・・。

有名な浦島太朗の話を初めてお子さんに読んであげる場合にはこの、いわさきちひろさんの挿絵のものがおすすめです。
「むかし、むかし、うらしまは・・・」の唱歌も一緒に教えてあげたいですね。

ラプンツェル

ラプンツェル 原作:グリム
作・絵:バーナデット・ワッツ
訳:福本友美子
出版:BL出版

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魔法使いに引き取られ、高い塔の中に閉じ込められたラプンツェル。魔法使いは塔の下にやってきては、こう呼びかけるのでした。

「ラプンツェル!ラプンツェル!
 おまえのかみをおろしておくれ!」

ある日、その様子を目にした王子が魔法使いの真似をしてみると・・・。

有名なグリム童話のお話をイギリスの絵本作家が書き下ろしています。
そもそも、ラプンツェルのお母さんが妊娠中に魔法使いの庭の野菜をほしがったのが事の発端ですが、ヨーロッパのお話は、子どもを取る、取られるといった内容が日本よりも多いような気がします。

つるにょうぼう

つるにょうぼう 作:矢川澄子
絵:赤羽末吉
出版:福音館書店

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ケガをした鶴を救った男のもとに、美しい娘が現れます。二人は夫婦になりますが、家にはお金がありません。そこでむすめが機を織り上等の反物をつくります。機を織る部屋は決して覗かないよう娘は言うのですが・・・。

有名な「つるの恩返し」のお話です。
鶴は約束をやぶられたことも残念だったと思いますがそれよりも、最初の反物が高く売れたためにとたんにお金に汚くなった、よ平の心の変化が一番悲しかったのではないかと思います。

のらねこのまち

作・絵:井口文秀
出版:フレーベル館

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ある所に、のら猫がたくさん住み着いている町がありました・・・。

まだ目も開かないようなちいさな仔猫が捨てられているところから物語は始まります。
のら猫たちはいつもお腹をすかせているのですが、近所には猫たちにエサをあげたり、自分の庭にのら猫たちのための小屋まで建ててくれるおばあさんも住んでいます。おばあさんにいろいろの世話してもらって猫たちは感謝して喜んでいますが、物語全体に流れる寂しい雰囲気は消え去らないのはなぜでしょう..?

さーかす

さーかす 作:ディック・ブルーナ
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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だいさーかすには らいおんや
どうけしがいて おもしろい。
自転車に乗る猿、道化師、ライオンなどなどサーカスでお馴染みのキャラクターがディック・ブルーナの分かり易い絵で描かれています。

管理人はサーカスに行ったことが無かったのですが、この本を読んでもらって行きたくてしょうがなくなった思い出があります。

3びきのくま

3びきのくま―ロシア民話より 作:古藤ゆず
絵:スドウピウ
出版:学研

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森に住む3びきの熊の親子。 お母さんが作ってくれたパンプキンスープを頂く前に散歩にでかけます。 そこにキノコを探しに森に来た女の子がやってきます。 家の中にはおいしそうなスープがあり、揺り椅子があり、ベッドがあります…。

イラストレーターのスドウピウさんによる絵は置いているだけでもさまになるお洒落なタッチです。 スープの熱さや揺り椅子・ベッドの大きさなどの子グマのサイズが女の子にぴったりなのは分かりますが、子グマちょっと踏んだり蹴ったりです。

小さい頃に聞いたきりですっかり忘れていたこの話。 久しぶりに手に入れ読んでみましたがラストはこうなっていたのですね(覚えています?忘れていたら読んでみて下さい)。 それにロシア民話だというのも知りませんでした。 次に女の子と熊達が出会った時はどうなるのか、想像してしまいます。

こどものとも11月号 きんのねこ

こどものとも11がつごう きんのねこ 再話:八百板洋子
絵:平子真理
出版:福音館書店

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貧しいおばあさんとおじいさん。 パンが無いので白樺の木を切って売る事を考えます。 白樺を切ろうとおじいさんが斧を振り上げると、金色の猫が現れます。 金の猫が言うには、木を切らないでくれれば何でも願いを叶えてくれるとのこと。 おじいさんが木を切らずに家に帰ると家に小麦粉のいっぱい入った袋が現れます。

貧しいおじいさんですが、ねこの言う事を聞く優しさと欲深い事を言わない慎ましさがいいですね。 猫はもしかしたら白樺の木の精なのかもしれません。

実は似たような話を新潮文庫の『ヘンゼルとグレーテル―グリム童話集 2』に入っている『漁師とその妻の話』というので読んだことがあります。 舞台は海、現れるのはひらめと違うのですが、相手の言う事を聞いて家に帰ると願いが叶っているのは似ています。 しかし、『漁師〜』の方は漁師の奥さんが強欲でどんどん大きなものを願う様になっていき、最終的には結局貧乏なままに戻されるという話ですが『きんのねこ』の方は違います。

雑誌ですから、早めにお求めになるのをお勧めします。

11ぴきのねこ どろんこ

11ぴきのねこ どろんこ 作:馬場のぼる
出版:こぐま社

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山小屋に住む11ぴきのねこ。 ある日出かけるとどろんこの中で遊ぶ恐竜のジャブを見つけます。 がけからジャブを助けてあげたのをきっかけに仲良くなるジャブとねこ達ですが、りんごと引き換えにねこ達が一生懸命作ったひものを持って行ってしまったのに仕返しをしてからぱったりとジャブは姿を見せなくなります。

「そりゃねこ達やりすぎだろー!」「ジャブどうしたんだろう...。」読んでいてついついツッコミを入れてしまいます。 いつもは最後にちょっとひどい目に会うねこたちですが今回はちょっと元気がありません。

「ウヒアハ」につぐ「ウホホーン」というセリフの響きもお子さんのお気に入りになること間違い無しです!

ねずみくんのしりとり

ねずみくんのしりとり 作:なかえ・よしお
絵:上野紀子
出版:ポプラ社

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「りすさんのつみき」から始まって色々な動物が出てくるしりとりの始まりです。

ねずみくんシリーズでお馴染みの柔らかいタッチの鉛筆画とどうぶつのかわいい姿が年少さんくらいの小さい子にお勧めだと思います。 右ページの動物の姿もいいですが、左ページのねずみくんの表情も笑えます。 とくに「たこさんのたいこ」のねずみくん、なんであんなに慌ててるんでしょう?

「〜 の 〜」という形のしりとりなら小さい子でも思いつきやすいかもしれないですね。

ちいさなねこ

ちいさなねこ 作:石井桃子
絵:横内襄
出版:福音館書店

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お母さん猫が見ていない間に外に出て行ってしまった仔猫。 外には沢山の危険が待ち受けています。 仔猫は無事戻って来れるんでしょうか?

仔猫に限らずどの動物、そして人間でも共通の母と子の関係を感じます。 外に買い物に出かけた時など勝手に歩き回っていて迷子になった記憶、ありませんか? きっとこの仔猫ちゃんも同じ気持ちだったことでしょう。 1963年初版の古い本ですから絵は懐かしい感じがします。 また仔猫の柔らかい毛がよく表されています。

騎士とドラゴン

騎士とドラゴン 作:トミー・デ・パオラ
訳:岡田淳
出版:ほるぷ出版

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ドラゴンとの戦い方を知らない騎士と騎士との戦い方を知らないドラゴン。 お互い戦い方を学び、いざ決戦!となりますが...。

可愛らしい絵で描かれた騎士とドラゴンが戦い方を学び、段々さまになっていくときはどうなってしまうんだろうと少し心配になります(勿論最後は幸せに終わります)。 この絵本はあまり文字が無く、お子さんに読んであげる時はセリフを付けてあげるといいでしょう。

よるのびょういん

よるのびょういん 作:谷川俊太郎
写真:長野重一
出版:福音館書店

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朝からお腹が痛かったゆたか。 夜になって熱が出たので救急車に乗る事になります。 病院に着くと緊急手術。 夜中にも関わらず懸命になり働く医師や看護師などの姿を目にします

絵ではなくモノクロの写真にまず驚かされます。 しかし物語は日々働く大人の姿を上手く描いています。 見た目にだまされず、是非手に取って読んでみて下さい。

バーバパパのいえさがし

バーバパパのいえさがし 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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「バーバパパたびにでる」でいきなりの大家族になったバーバパパの心配事は今すんでる家が狭いこと。フランソワがおしゃれな空き家を教えてくれますが、その家は大きな機械に壊されてしまいます。跡地には10階建ての団地ができ、そこに引っ越すバーバファミリー。けれど、どうも好きになれず、とうとう出て行く事に決めました。バーバパパファミリーにぴったりのおうちは見つかるのでしょうか・・・?

今回のお話で、バーバパパのおうちが、なぜああいう丸をたくさん組み合わせた形をしているのかが判明します。こどもたちそれぞれの個性も、市場での買い物やお部屋の中の様子に非常に良く表れているのが興味深いですね。
初期のバーバパパを知るためには逃せない一冊のうちのひとつと言えます。

ねずみのかいすいよく

ねずみのかいすいよく 作:山下明生
絵:岩村和朗
出版:ひさかたチャイルド

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ちゅうがっこうが夏休みになった7つ子たち。お父さんと一緒に海水浴にでかけました。お父さんが作ってくれた浮き輪をつかって泳いだり、釣りをしたり、サーフィンをしたり・・。
お昼ご飯をたべたあとは、みんなでお昼寝。ところが、みんなですやすや寝ている間に潮が満ちて来てお父さんが大変なことに・・・!

ねずみの7つ子が通っている「ちゅうがっこう」というのが中学校ではなく「ちゅうちゅうねずみの通う学校」というのがおもしろいです。
事件の起こるページは、連続の見開きの絵だけで説明されていてかなりびっくりすると思います。海は楽しいけれど、こういう怖いこともあるということを子どもさんにも教えておきたいですね。

ねずみのいもほり

ねずみのいもほり 作:山下明生
絵:岩村和朗
出版:ひさかたチャイルド

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お父さんと一緒にイモ掘り大会に参加したねずみの7つ子たち。

「おいも おいも、 おおきな おいも。
どこに かくれているのかな?」

お父さんも初めて見るような大きなおいもを掘り当てた7つ子たちはみごと一等賞に輝きました。
大きなお芋をおかあさんに見せたいけれど、大きすぎて運んでいけそうにありません。そこでお父さんが思いついた方法は・・・。

私も大昔、小学校の遠足でいも掘り大会なるものがありましたが、自分で掘ったおいもは格別のおいしさでした。
さつまいもの美味しいこの季節に読みたい一冊です。子どもさんと一緒に、お芋掘りにもぜひお出かけ下さい。

うさこちゃんとどうぶつえん

うさこちゃんとどうぶつえん 作:ディック・ブルーナ
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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お父さんに動物園に連れて行って貰える事になったうさこちゃん。 汽車に乗って出かけます。 動物園で色々な動物を見たうさこちゃんはすっかり疲れて帰りの汽車の中で眠り込んでしまいます。

しまうまや象を始めとして色々な動物が出てきます。 お子さんのお気に入りの動物は何でしょう? 興味を持った動物を実際に見に動物園に行ってみるといいかもしれません。

動物園は動物がいるだけなのになぜあんなにも楽しいのでしょう? 管理人は遊園地などよりも動物園が大のお気に入りです! 最近旭山動物園のおかげで動物園人気が上昇してますが嬉しい限りです。 ちなみに管理人のお気に入りは薄暗い特別な所にいる夜行性のロリスです。

こいぬのくんくん

こいぬのくんくん 作:ディック・ブルーナ
訳:まつおかきょうこ
出版:福音館書店

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まいごになったすーきーくんを探してあげる子犬のくんくん。 途中で出会う色々な動物に話を聞きます。 すーきーくんを無事見つけてぽっくるとんの奥さんの所まで連れて行ってあげたくんくんは最後は疲れてぐっすり眠ってしまいます。

うさぎのミッフィー(うさこちゃん)でお馴染みのディック・ブルーナの絵本です。 いつもと同じシンプルな絵、でも子犬のくんくんがとても可愛らしく感じるのはまつおかきょうこさんの素晴らしい訳ではないかと感じてきました。

くろい、ぱっちりした め。
たらんと たれた みみ。
はなは、つめたくて、しめっています。
かわいらしいくんくんの物語を読むと、犬が飼いたくなります。

はらぺこあおむし

はらぺこあおむし 作:エリック・カール
訳:もりひさし
出版:偕成社

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葉っぱの上のちいさな卵から、あおむしが生まれました。あおむしはおなかがぺっこぺこ。さっそくたべるものをさがしはじめます・・・。

一度みたら忘れられない色あざやかなあおむしくん。毎日のごはんの数も種類もどんどん増えて行って、しかもそれぞれに小さな穴があいているのがおもしろいです。子どもの指がちょうど入るくらいの大きさなので、読みきかせながら指を出したり入れたりしてあおむし気分になるのもおもしろいですね。

調べたら、こんなのもありました。

わたしだけのはらぺこあおむし わたしだけのはらぺこあおむし
自分で色を塗って、世界にひとつだけの「はらぺこあおむし」を作ることができるみたいです。完成させれば、一生の宝物になりそうですね!

ムーミン谷に火星ジン!?

作:トーベ&ラルス・ヤンソン
訳:野中しぎ
出版:福武書店

ムーミンのコミックスです。
ムーミン谷に空飛ぶ円盤が落ちます。 その部品を使ってラジオを修理しようとすると色々変な事が! トウメイムーミンになって子どもっぽいいたずらをするパパの気持ちが分からないではありませんね。

なかなか文字も多く、話も長いので小学校に入ったお子さんが一人で読むのに向いています。 もともと新聞に連載されていたものですので大人が読んでも楽しめます。

色々探してみましたが、一応アマゾンでは取り扱っているようですが在庫切れです。 どうもコミックスが別なシリーズで

まいごの火星人 ― ムーミン・コミックス 第7巻 まいごの火星人 ― ムーミン・コミックス 第7巻
このようにして再販されているようです。

うさこちゃんのにゅういん

うさこちゃんのにゅういん 作:ディック・ブルーナ
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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誰もが知っているディック・ブルーナのうさこちゃんの絵本です。 一応触れておきますとディック・ブルーナというのは作者の名前でこのうさぎのキャラクターでないのであしからず(管理人は小さい頃うさぎの名前がブルーナというのだと思ってました)。

のどが痛くなったうさこちゃん。 病院に行く事になります。 面会に来たお母さんとお父さんがプレゼントを持って来てくれます。 最後にうさこちゃんが

あたし にゅういんするの ほんとは きらいじゃ ないんだわ
というセリフがかわいいです。 小さい頃に熱を出して寝込んでいると親が欲しいものを買って来てくれたりして(まあ漫画とかそういう程度のものなんですけど)、病気で苦しいのに得した気分になったものです。 そういう気持ちを思い出します。

文字は全てひらがなで、絵はとてもシンプルですから小さいお子さんの初めての絵本にぴったりです。

だいふくもち

 

だいふくもち 作:田島征三
出版:福音館書店

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毎日ぐうたらしてばかりいるごさく。 ある冬の夜、床の下から声がします。 なんとそこにはだいふくもちが! お腹がすいたので小豆をよこせというもちに従い小豆をあげると...。

だいふくもちが作り出す小さいおもちが食べたくなります。 おやつで和菓子を食べることもめっきり減りました。 今日のおやつは大福なんてどうでしょう。

セリフが方言でしょうか、そのまま読んであげたのでは分かりにくい所があると思いますので、お父さんお母さんが読み替えてあげるといいと思います。

モチモチの木

モチモチの木 作:斉藤隆介
絵:滝平二郎
出版:岩崎書店

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峠の猟師小屋にじさまとたった二人で暮らす豆太。 表に生えるモチモチの木が怖くて夜に外のセッチンに一人では行けない臆病者です。 しかしそんな豆太にじさまはいつも優しく付きあってあげます。

ある晩、“モチモチの木にひがともる”話をしてくれます。

それは ひとりの こどもしか みることは できねえ、
それも ゆうきのある こどもだけだ
豆太はモチモチの木にひがともるのを見る事はできるのでしょうか。 またひがともるとはどういうことを言うのでしょうか。

この本もまたみなさん記憶に残っている本だと思います。 話の筋などは覚えていなくても、絵と題名くらいは。 この本はまさに大人になった時に改めて読み直してみて欲しい本で、絵本における絵の重要さをよく感じると思います。 豆太にとっての恐ろしい夜のモチモチの木の姿は切り絵でなくては表現できないでしょう。 ハッキリとした線でいながら暖かみを感じる切り絵の雰囲気を堪能して下さい。

滝平二郎さんの切り絵とのコンビで『ふき 』という作品もあります。 いずれ紹介したいと思います。

りゅうのめのなみだ

りゅうのめのなみだ 作:はまだひろすけ
絵:いわさきちひろ
出版:偕成社

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山のどこかに隠れているという大きな竜は、昔から人々に恐れられてきました。 しかし、ある町に住むひとりの子どもは、竜の話を聞いても怖がることがなく、皆に嫌われている竜のことを気の毒に思い、会いに行こうと考えました。そして 実際に会って話をした竜は、姿形は恐ろしくも優しい心を持っていることが分かり、子どもと心を通わすことができました。

「これまで、わたしは、にんげんから、ただの 一ども、
やさしい こえを かけて もらった ことが ない。
いや、それどころか、いつでも きらわれ、 にくまれつづけて きたのだよ。」


竜の目からは涙が流れ、大きな川の流れになり・・・。

本当は優しい心を持っているのに見た目が異質な者を、外観や周りの評判だけで判断し、恐れ憎むという人間の愚かさという主題は「ないた赤おに」にも通じるものがあるのではないでしょうか。 いわさきちひろさんの絵も印象的な、ひろすけ童話の代表作です。

ババールとりのしまへ

ババールとりのしまへ 作:ロラン・ド・ブリュノフ
訳:矢川澄子
出版:評論社

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ある日とりのしまから鳥の王様シプリヤンからの使いの2羽の鳥が来ます。 ババールたちをとりのしまへ招待してくれるとのことです。 早速船や大きな鳥の背中に乗って出かけるババールたち。 とりのしまではおいしいたべものをごちそうになったりダチョウのレースを見たりと色々楽しい目に会えます。

この本にも出て来たのですがよく西洋の本でしょうがパンというのが出てきます。 管理人はしょうがが苦手なので食べれないと思うのですが、でもどんなパンなのか気になります。 もしご存知の方がいたら教えて下さい

ババールのひっこし

ババールのひっこし 作:ロラン・ド・ブリュノフ
訳:矢川澄子
出版:評論社

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新しいお城、ボンヌトロンプ城へ引っ越しすることになったババール。 ボンヌトロンプ城は西洋の物語に出てきそうな立派なお城です。 しかし、まだ作りかけの所もあるということでアルチュール・ポム・フローラ・ゼフィールの4人組(人?)は部屋の内装を手伝ったりします。 その他秘密の抜け穴を探したりする4人。
最後はお城のお披露目パーティーです!

ババールの10作目です。 ババールシリーズに出てくるぞうはみな牙が短く描いてあるのに気づかれましたか? このせいか立派な王様のはずのババールも可愛く見えます。