おさるのジョージ スキーをする

おさるのジョージ スキーをする 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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黄色い帽子のおじさんと一緒にスキーに来たジョージ。おじさんが、ホットチョコレートを買いにいっている間にジョージは、近くに止めてあったそりにかってに乗ってしまい、スキーリフトの柱に突っ込みました。リフトの柱をすいすい上ったジョージは、登りのリフトにのって再び頂上に到着します。ところがちょうど、黄色い帽子のおじさんはジョージを探しに下まですべっていこうとしているところでした・・!
おじさんをさがしてスキーの競技大会に乱入してしまったり、とあいかわらずのジョージですが、結局大会優勝者に感謝されてしまったりと、得な役回りです。それにしても、ジョージのようにピザの皿をそりにしてすべるなんてできるのでしょうか・・?

エルマーがとんだ

エルマーがとんだ 作・絵:デビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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とても風の強い日に、洞穴の中で風がやむのを待っていたエルマーとウィルバーと象の群れ。エルマーが、「象は重たいから飛ばされない」と主張し、ウィルバーと一緒に洞穴の外へでます。そして、ウィルバーの声の手品を使って、まるで自分が風に飛ばされたかのようにして他の象たちをだましておもしろがっていました。ところが・・・。

台風などの風の強い日は、自分が飛ばされないとしても木の枝や板などが飛んでくるので怖いものです・・。エルマーたちのようにわざわざ外にでようなんて思いませんよね。エルマーは結局、みんなをだましたバチがあたってとんでもない目にあうのですが、少しもこりていないでむしろそれを楽しんでしまうエルマーにはおどろかされます・・。

エルマーとローズ

エルマーとローズ 作・絵:デビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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エルマーといとこのウィルバーが、黄金の象のエルドーおじいちゃんに呼ばれて言ってみると、かわいらしいピンク色の象ローズに引き合わされます。どうやら群れの仲間とはぐれてしまったとのこと。ローズを群れのところまで送ってあげるように言われたエルマーとウィルバーでしたが・・・。

ピンク色のローズが、ふつうの色の象を見て「変わった色だ!」と驚くので、不思議なかんじがしますが最後にその原因が分かるとなるほどと思うはずです。
私たち人間も、自分が生まれ育って慣れた環境を「ふつう」と考えて、それと違うものは「変わっている」と考えがちであることにあらためて気づかされますね。

エルマーとカバ

エルマーとカバ 作・絵:デビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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たくさんのカバが自分たちの川に居座って狭い!と怒る象たち。エルマーがカバたちに出て行ってもらうよう説得に行かされます。カバたちと話してみると、もともとカバが住んでた川が枯れてしまって困っているということが分かったのですが・・・。

今回のエルマーは、カバとの交渉役になったり、枯れた川を探しにいったりと一人で泥だらけになって大忙しです。でもやっぱり最後は象の群れの仲間たちと協力することで、何もかも上手くいくのでした。

バーバパパのかずのほん

バーバパパのかずのほん 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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バーバファミリーや動物たちと一緒に1から10までの数のお勉強をしましょう!
いぬやねこ、ぶたやひつじ、などなどいろいろな動物がでてきます。ページをめくるごとに、バーバファミリーのメンバーや、それぞれの動物の数が増えていって、絵がどんどん賑やかになっていきます。
ところで、バーバファミリーはパパとママ、そして7人の子供たちの合わせて9人ですね。つまり、「10」のページで数をそろえるには、一人たりません・・。でも安心してください。遠いところからきた、アノ人が、その問題を解決してくれます!

バーバパパのしまづくり

バーバパパのしまづくり 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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フランソワとクロディーヌと一緒にきいちご摘みにでかけたバーバファミリー。池にある小さな小島によさそうなキイチゴの木をみつけますが、その上に立っている木が今にも池の中に傾きそうになっていることに気づきました。木にはフクロウの家族が住んでいます。どうにか助けてあげたいと思ったバーバパパたちは…。

今回も、家族みんなで変身を駆使して小島移築のために尽力します。けれども、実はバーバファミリーの中で一人だけ、仕事を手伝わないで見ているだけの人がいるのです。それは一体だれでしょうか?ぜひ確認してみてください。

エルマーとまいごのクマ

エルマーとまいごのクマ 作・絵:デビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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ぬいぐるみのクマをなくしてしまった赤ちゃん象は、それがないと眠れません。それを聞いたエルマーは、自分のぬいぐるみのくまをかしてあげて、赤ちゃん象のクマをさがしにでかけました・・・。 エルマーがかしてくれた特別のクマは、エルマーと同じパッチワーク模様なのがとてもかわいいです。象だけでなく、ライオンやトラなどいろいろな動物の赤ちゃんが「ぬいぐるみのクマがないと眠れない!」と言っているのがおもしろいですね。

おさるのジョージ パレードにでる

おさるのジョージ パレードにでる 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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黄色い帽子のおじさんと一緒にパレードを見に来たジョージ。どうやらまだはじまらないようなので、町のデパートで時間つぶしをすることになりました。ふと窓をみると、大きなバルーンや、南の島の木などが見えます。木の実が欲しくなったジョージは窓からとびだし・・・。 パレードのハリボテの木をぼっきり折ってしまったり、バンドの列を乱してしまったりとあいかわらずのジョージ。パレードの指揮者には追いかけられて逃げ回ったりと、さんざんです。でも、最後は結局いい目に合うのだからうらやましいですね。

おさるのジョージ ハロウィーン・パーティーにいく

おさるのジョージ ハロウィーン・パーティーにいく 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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黄色い帽子のおじさんと一緒に、友達のグレイさんのおうちのパーティーにでかけたジョージ。いろいろな仮装の衣装を着てみて最後に選んだのは、すてきなカウボーイの格好でした。けれど、その格好でベッドの上をぴょんぴょん飛び跳ねていたジョージは・・・。

思わぬハプニングでみんなを最高に驚かしたジョージの仮装は、おもわず笑ってしまいます。それにしても、このパーティーでジョージがやっている「りんごくわえゲーム」っていうのは一体何なのでしょうか・・?日本には無い遊びですよね

おさるのジョージ びっくりたんじょうび

おさるのジョージびっくりたんじょうび 作:H・A・レイ
絵:マーガレット・レイ
訳:福本友美子
出版:岩波書店

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仲良しの黄色い帽子のおじさんから、「今日はおたのしみがあるから、おとなしくしてるんだよ」と言われたジョージはおうちでお留守番することに。部屋の中を見てみると風船やきれいな紙、三角ぼうしなどいろいろ素敵なものがたくさん用意してあることに気づきます。それをみたジョージは・・・。

あいからわず、知りたがりやでいたずらっこのジョージ。おじさんが用意していたケーキの材料をめちゃめちゃにして、しまいには犬たちになめさせてしまったりと、あとからあとからやらかしてくれます。でも最後は結局みんなに祝ってもらって素敵な誕生日を迎えたジョージなのでした!

11ぴきのねことへんなねこ

11のねことへんなねこ 作・絵:馬場のぼる
出版:こぐま社

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11ぴきのねこたちが魚釣りをしてるところへ通りかかった変なねこ。模様は水玉で、言葉使いも少し不思議。そのへんなねこのおうちに葉っぱを貼り付ける作業を手伝った、11ぴきのねこたちは、水玉ねこからたくさんの魚をプレゼントされました。さかなを鍋にあけていると、水玉ねこが奇妙なことを言い出します。それは、鍋のふたを家のドアに使いたいということでした・・・。

喜ぶと水玉の色が変わるへんなねこ。あっとおどろくこのねこの正体を知った後、ちょっとズルイことをしようとして結局いつものように失敗している11ぴきたちの唖然とした表情が見ものです。

エルマーとウィルバー

エルマーとウィルバー 作・絵:デビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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エルマーは、白黒模様のいとこのウィルバーが遊びにくるのを待っていましたがなかなかやってきません。仲間の象たちと森の中に探しに行きますが、声が聞こえてくる方向にむかってもみつけることができません。実はウィルバーには、声を別の場所から出すという不思議な特技があったのでした・・・。

声が別の方から聞こえてくるというのは、腹話術のようなものなのでしょうか?模様がエルマーに似ているウィルバーは、いたずら好きのところまでそっくりですね。

エルマーのたけうま

エルマーのたけうま 作・絵:デビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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エルマーたちの住む森に、象狩りがやってくるとの知らせが届きました。みんな心配し、どうすればいいか相談しています。考えながら歩き回っていたエルマーはキリンと出会ったことをきっかけに、高いところにいれば象狩りたちに見つからないのではないかと考えます。そこで思いついたのが竹馬です。けれど、試しにつくってみた竹馬はエルマーの重さに耐えられずボッキリと折れてしまいました・・・。

竹馬にとある工夫を加えて、象狩りたちをだますアイディアには驚かされます。けれどその工夫は、実は臆病だった象狩りたち相手には逆効果ではあったのですが・・・。
くわしくは、ぜひとも読んでみて下さい!

まちねずみジョニーのおはなし

まちねずみジョニーのおはなし 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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知り合いになった田舎ねずみチミーの所に待ちねずみジョニーが訪ねてきますが、ジョニーは田舎が静かすぎて合わないようです。
それぞれそれなりに良い所のある所に住みながらも自分のところ以外は好きになれないねずみたち。 まるで私たちのようですね。

皆さんがもしねずみだったら田舎と町、どちらが自分に向いていると思いましたか? 管理人は断然田舎です!

エルマー!エルマー!

エルマー!エルマー! 作・絵:デビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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カラフルなパッチワーク模様の象エルマーのお話第二段。
毎年恒例のエルマーの日のために、象たちはどんな模様に仮装しようか考えていました。でもエルマーは灰色の象色に塗るだけなので、考える必要はありません。退屈に思ったエルマーは、一頭の象の友だちを誘ってある計画をたててみんなを驚かせようと考えます。その計画とは・・・。

実はこの計画そのものはとても簡単なものなのですが、読んだ人は象たちと同様エルマーにすっかりだまされてしまうと思います。お話を一度読むだけではちょっと分かりにくいかもしれません。お子さんと読んだ時はぜひ何度も読んで一緒に考えてみて下さい。分かった時にはきっと「あ、そっか!」と叫んでしまうでしょう。

フロプシーのこどもたち

フロプシーのこどもたち 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

フロプシーのこどもたち

大人になったベンジャミン・バニー。 いとこのフロプシーと結婚して「フロプシーのこどもたち」と呼ばれるこどもも6匹います。 マグレガーさんのゴミ捨て場でレタスを食べ寝てしまったベンジャミンたち、マグレガーさんにこどもたちを連れて行かれてしまいます。 こどもたちはどうなるんでしょうか!

バーバパパのなつやすみ

バーバパパのなつやすみ 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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雨ばかりのじめじめした天気に嫌気がさしたバーバファミリーは、パパとママが変身した飛行機に乗ってお日さまいっぱいの南の島までひとっ飛び。あったかい海で泳いだり、果物を集めたり、ロビンソン・クルーソーごっこをしたりと楽しい毎日です。ところがある日、飲み物の中にバーバモジャの黒い毛が入っていたことをきっかけに子供たちの仲が険悪な空気になってしまい・・・。

ケンカをした子供たちが自分の色以外は認めずに、食べ物まで色を選んで食べているようすが笑いをさそいます。最後は結局バーバパパのおかげでみんな仲直りするのですが、仲直りの印として建てた手作りのキャビンハウスがとても素敵なので、アウトドア好きの人はみんな憧れると思います。

リサとガスパールのクリスマス

リサとガスパールのクリスマス 作:Anne Gutman
絵:Georg Hallensleben
訳:石津ちひろ
出版:ブロンズ新社

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学校の先生へのクリスマスプレゼントを考えるガスパールとリサ。 その材料がなんとシャワーカーテン!(何をあげるんでしょうかね?) しかもはさみで切って糊で貼るという大雑把な作り方です。 でもガスパールが糊にくっついてしまったりとアクシデントが続いて...。

いつも異常の悪戯をしているガスパールとリサ。 縮んでしまったレインコートを持って目を丸くしているガスパールのポカーンとした表情が面白いです。 日本ではそのような習慣はありませんが、フランスではこのように学校の先生にプレゼントを上げる習慣があるのでしょうか? 学校の先生が尊敬され、好かれているという証拠で素晴らしいですね。

今回は日本語訳を読んでみました。

バーバパパのちえあそび

バーバパパのちえあそび 作:アネット・チゾン
絵:タラス・テイラー
訳:やましたはるお
出版:講談社

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バーバファミリーのともだちの双子が、泣きながら走ってきました。飼っている犬のルルがいなくなってしまったそうです。 双子の話をたよりに、バーバのこどもたちがルルを探します。ルルは一体、どこにいるのでしょうか・・?

実は一番最初の見開きページにルルはかくれているのですが、絵のどこにいるのかさっぱり分かりません。けれど、バーバの子供たちが見つけたルルの手がかりの問題を一緒に解いて行きながら、おしまいまで読み終わってみると、絶対に見つけることができるのです。これには私もすっかりだまされてしまいました!

りすのはなし

りすのはなし 作・絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:はぎようこ
出版:らくだ出版

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ふさふさなしっぽのリスの、一年間を描きます。春には赤ちゃんリスが生まれ、秋には木の実集めに大忙し。ツメを使って木に登ったり、しっぽでバランスをとって枝を走ったり、ヨットのように泳ぐこともできるのです。
わんぱくで食いしんぼうのリスたちの生活のようすを、極彩色のこの絵本でぜひ覗いてみて下さい。

Gaspard on Vacation

Gaspard on Vacation (Gutman, Anne. Misadventures of Gaspard and Lisa.) 作:Anne Gutman
絵:Georg Hallensleben
出版:Alfred A. Knopf

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休暇にベニスに来たGaspard。 でも朝から晩まで美術館巡りばかりです。 するとGaspardは川縁に浮かんでいるカヤックに乗って出発してしまいました!

Veniceと言ったらやはり水路。 それを堪能できてさぞかしGaspardも楽しかったことでしょうね。 ただ気になるのが最後のセリフ。 お父さんとかはGspardがカヤックに乗っていたことを知っているのでしょうか?

Lisa's Baby Sister

Lisa's Baby Sister (Misadventures of Gaspard and Lisa) 作:Anne Gutman
絵:Georg Hallensleben
出版:Alfred A. Knopf

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Lisaに妹ができました。 それに嫉妬するLisa。 でも誰もいない時にこっそり赤ちゃんを抱いてみると、すごく小さいしいい匂いがしました! すっかり妹が大好きになったLisa。 始めは一緒に赤ちゃんが生まれても話なんかしないって言っていたGaspardも赤ちゃんの散歩について来てます。

赤ちゃんをだっこしてその可愛さに初めて気づいたLisaの顏、なんか幸せそうな気持ちが伝わってくるようです。

お月さまのさんぽ

お月さまのさんぽ 作・絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:わたなべひさよ
出版:らくだ出版

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まだ一度も下の世界を見たことが無いという月のために、太陽が地上世界を案内することになりました。太陽と月はたくさんの家や村、ビル、建物の中まで覗きます。「僕に見えないものは何一つ無い!」と豪語する太陽でしたが、月は気づいてしまいました。ひとつだけ、太陽に見えず自分にしか見えないものがあるということを。それは・・・。

太陽と月が地上を眺めたときには大きな森から小さな花まで、見逃すものはありません。犬、猫、ライオン、象、うさぎ・・と、動物もたくさんの種類がでてきます。ひとつひとつが見開きで大きい絵なのでとても見やすいと思います。

きたかぜとたいよう

きたかぜとたいよう 作:ラ・フォンテーヌ
絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:わたなべしげお
出版:らくだ出版

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どちらが旅人のコートを脱がせることができるかで、北風と太陽が勝負をすることになりました。北風がびゅうびゅう吹くと、あまりの寒さに旅人はコートを脱ぐ気配がありません。けれど太陽が暖かな光で照りつけると・・・。

まるでとんち話のような、発想の転換の典型ともいえる有名なお話です。この絵本では、北風と太陽の勝負によって影響を受けたのが実は旅人だけではなかったことが判明するのがユニークですね。

Gaspard in the Hospital

Gaspard in the Hospital (The Misadventures of Gaspard and Lisa) 作:Anne Gutman Georg Hallensleben
出版:Alfred a Knopf

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夏休みに犬の散歩をしたかわりに貰ったお小遣いでレースカーの付いたキーチェーンを買ったGaspard。 誰にも盗られない様に思いついた隠し場所とは...。

学校や病院の先生にどうしたのか聞かれても言えないGaspardの気持ちが分かるような気がしますね。 麻酔をかけられている間にさえまだレースカーの夢を見ているGaspard、余程気に入ったんでしょう。 そして目を覚ました時に両親がくれたものとは...?

これを読んでいると入院や手術が怖くなくなりそうです。

「ジンジャーとピクルズや」のおはなし

「ジンジャーとピクルズや」のおはなし 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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おすねこのジンジャーと、テリアのピクルズのやるお店は大人気です。 というのも何でも売っているだけでなく、“つけ”でものが買えるからです。

でもお店にはお金が増えるばかりか減るばかり。 なぜなら誰もお金を払ってくれないからです!(これじゃお店じゃない...)
食べ物を買うお金が無いので結局自分の家の売り物を食べたり、お店の床で寝ている様子はかなりかわいそうです。 にしても、みんなお金を払わなくていいと思っていたんでしょうか?

ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし

ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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雨が降ってご機嫌のかえるのフィッシャーどん。 釣りをしに行って、色々危ない目に会ってしまいます。

いつも家の中がびしゃびしゃですが、あんなじめじめした家は健康に悪そうです。

カルアシ・チミーのおはなし

カルアシ・チミーのおはなし 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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ハイイロリスのカルアシ・チミーは冬に備えて木の実を集めていましたが、チミーに木の実を盗られたと勘違いした仲間によってチミーを木のうろに投げ込んでしまいます。

夫婦喧嘩をして家を逃げ出し、木のうろにこもるシマリスのチピーが世の男の悲哀を感じさせます(笑)

ききゅうにのったくま

ききゅうにのったくま 作・絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:すぎもとよしこ
出版:らくだ出版

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山にフワフワ飛んで来た、にぎやかな色の気球。乗っていた人たちがお昼を食べにいってる間に、気球のカゴに入っていたくまさんはそのまま飛ばされ、都会に行ってしまいます。そこではちょうど、仮装パレードのおまつりが始まるところでした・・・。

本物の熊なのに、作りの良い着ぐるみの仮装だと思われて人々に追いかけ回され困惑するくまの様子がとても可愛らしいです。タクシーに乗ったり、バイクの後ろに乗せられたり、「仮装の上手な人発見!」のようなテレビ番組に出演させられたり、ロックコンサートに驚いたりと、あとからあとから驚くことが続きます。
お話が終わった後のページに、おまけの一コマがさりげなく描かれているのもぜひ見逃さないで下さい。

Gaspard at the seashore

Gaspard at the Seashore (The Misadventures of Gaspard and Lisa) 作:Anne Gutman, Georg Hallensleben
出版:Alfred a Knopf

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ウィンドサーフィンに憧れ、サマーキャンプに行くことになったガスパールですが、そもそも泳げませんでした!! でもDuval先生のおかげで泳ぎを教えてもらい、最後は泳げる様になります(浮き輪付きですが)

本当は泳げないしウィンドサーフィンだってできないのに、電車の中で友だちに見栄を張ってしまう所がかわいいです。 最後にガスパールが浮き輪を使って泳ぐのですが、その浮き輪が...。

Gaspard and Lisa Friends Forever

Gaspard and Lisa: Friends Forever (Misadventures of Gaspard and Lisa) 作:Anne Gutman, Georg Hallensleben
出版:Alfred a Knopf

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ガスパールとリサの出会いが書かれた一冊です。 ペンパルで、リサは2回も手紙を書いてくれているのにガスパールは1回も書いてなかったり、リサの走り方が変だったりと独特の笑いのポイントがあります。

一方で、始めはリサを受け入れようとしないガスパールがあることをきっかけにリサと仲良くなる様子や、表紙にもありますがお互いのスカーフを交換し合う様子(確かに前半ではスカーフの色がいつもの逆に!)など本当に可愛らしい絵で描いてあります。 管理人自身も経験がありますが、小学校くらいの時は喧嘩ばかりしている仲の悪い友だちと一番仲良くなったりするんですよね。 そんな思い出も蘇ってきます。

この本は本来フランス語の本なのですが、管理人は悲しいことにフランス語の素養が無いので泣く泣く英語版を購入しました。 いま少しお待ちを、フランス語読める様になって原著を紹介できる様に頑張ります!

ライオンとネズミ

ライオンとネズミ 作:ラ・フォンテーヌ
絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:わたなべしげお
出版:らくだ出版

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ある日、うっかりライオンの足の間を歩いてしまったネズミがいました。けれどライオンは怒ることなくネズミを逃がしてやります。ネズミは、いつか必ず恩返しすることを約束しましたが、ライオンはジャングルの王である自分にあんな小さい動物がどうやって恩返しができるのかと笑うのでした。ところがある日、ライオンがワナの網にかかってしまい・・・。

ジャングルの王者ライオンと、それと比べてとても小さなネズミの交流の物語。
小さい者を小馬鹿にしていたものが、その事を後悔することになる・・というお話は日本の昔話にも多いと思います。ワナにかかったライオンのもとにジャングル中の動物が集まってくるのに誰もライオンを助けられないという場面があるのですが、ここでの動物の絵がどれをとっても、リアルでありながら気味悪くないのがブライアン・ワイルドスミスならではですね。

ぐりとぐらのうたうた12つき

ぐりとぐらのうたうた12つき 作:なかがわりえこ
絵:やまわきゆりこ
出版:福音館書店

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ぐりとぐらの1年間がリズム感のある詩で書かれています。 1年中食べたいものが食べられて、身の回りには様々な娯楽が満ちあふれていますが、この本の中のぐりとぐらたちの幸せそうなこと。 でもちょっと散歩に行こうと出かけてもなかなか野原などはないですね。 大切なものに気づかされる本です。
12月がクリスマスでなく、みんなで集まって忘年会(というかパーティーでしょうか)なのが興味深いです。

ぐりとぐらとすみれちゃん

ぐりとぐらとすみれちゃん 作:なかがわりえこ
絵:やまわきゆりこ
出版:福音館書店

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畑を二人で耕すぐりとぐら。 かぼちゃを作ろうと考え色々調べています。 すると、すみれはらっぱから来たすみれちゃんがかぼちゃを持って来てくれます。

なんとかかぼちゃを割る事が出来た(この方法は見ものです)ぐりたちは森の動物達と一緒にかぼちゃ料理を作ります。

かぼちゃ料理はすごく美味しそうです! 管理人は特にかぼちゃコロッケとかぼちゃドーナツが食べたくなりました。 かぼちゃ料理の紹介の中で、「ぺちゃぺちゃ」と「ぺたぺたやき」というのが出てきますが、どんな料理なんでしょう?

あおいとり

あおいとり 作・絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:きくしまいくえ
出版:らくだ出版

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チルチルとミチルの兄妹が、青い鳥を探すために妖精たちと一緒にいろいろな国を巡りますが、結局みつけることはできません。けれど目を覚ましてみると、自分の家にある鳥かごの中の鳥が、探していた青い鳥だったということに気づくのでした・・・。

メーテルリンクの名作「青い鳥」を、ブライアン・ワイルドスミスが綴ります。妖精たちと訪れる、思い出の国や夜の国、贅沢の国など、極彩色の絵がどれも幻想的です。

チルチルとミチルは、探していた青い鳥は結局自分たちの一番身近なところにあったということに気づきますが、その青い鳥はそのすぐ後、遠くに飛んで行ってしまいます。青い鳥の話の解釈として、青い鳥=幸せと考える人は多いと思いますが、その場合、青い鳥が飛んで行ってしまうという描写は何を表しているのでしょうか・・・?一概にこれといった答えは無く、読む人なりに変わってきそうですね。

はのいたいくま

作・絵:デイビッド・マクフェイル
訳:清水真砂子
出版:アリス館

ある晩男の子が寝ていると、窓の外から熊の泣き声が聞こえてきました。どうやら歯が痛いらしいのです。 男の子は熊を部屋の中に入れて、歯を調べてやりました。悪そうな歯がみつかりますが、触ってみてもびくとも動きません。 どうやったらこの歯を抜くことができるのでしょうか・・・。

歯をぐらつかせるために、熊に家中の食べ物を食べさせたり、枕で叩こうとして手元がずれて枕もとの電気スタンドを壊してしまったりと、夜中に大騒動です。物音に気づいた家族が置きてきますが、熊はとっさにベッドの下に隠れてやりすごしたりもしています。 結局、とある方法で歯は抜けるのですが、抜けた熊の歯はとても大きくて、男の子の顔くらいの大きさでした。

この絵本は1972年に出版されたものですが、残念ながら現在は絶版で、手に入れることができないようです。

おなじ作者の絵本ではこちらもおすすめ。

もぐらのバイオリン
味のある線画が魅力たっぷりなので、いずれ紹介したいと思います。

ぐりとぐらのおおそうじ

ぐりとぐらのおおそうじ 作:なかがわりえこ
絵:やまわきゆりこ
出版:福音館書店

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春になったある日、ぐりとぐらは部屋の中がホコリだらけなのに気づき大掃除をしようと考えます。 ぼろきれを体中に巻き付けて、「ぞうきん」や「ほうき・はたき」になって掃除をしていますが、その姿にうさぎの友だちのギックはおどろいてしまいます。

ぐりとぐらのしていることはいつも真似したい事ばかりですが、今回はさすがに真似は出来ませんね。 掃除をしてすっかり綺麗になったぐりとぐらの家に遊びに来たうさぎたちが「あたまや せなかに ついた ごみを とりっこ」しているというのはかわいいですね。

ピーターラビットのおはなし

ピーターラビットのおはなし 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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だれもが知っている(そして管理人はぬいぐるみを持っている)ピーターラビットのおはなしです。 ピーターラビットがフロプシー・モプシー・カトンテール・ピーターの4兄弟だというのを知っていましたか?

いたずらっ子のピーターはお母さんが出かけている間に行ってはいけないと言われたのにマグレガーさん(人間です)の所に行ってしまいます。 マグレガーさんはピーターのお父さんを食べてしまったような怖い人ですから、見つかりでもしたら大変です。 そして見つかってしまいました。

ベアトリクス・ポターさんの書く動物は擬人化されていますがディズニーのアニメなど他のもの程完全な擬人化はされていません。 服を着たりパンを食べたりと人間と似た事はしますが見た目や穴ぐらに住んだりといった点は可愛らしい動物のままです。 にしてもとても動物の事を良く見て書いているなーと関心してしまいます(ちょっと偉そうですが)。 マグレガーさんとピーターがばったりと出会うシーンの絵はじっくり見ていると笑いがこみ上げてきますよ。

グロースターの仕たて屋

グロースターのしたてや 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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貧しい仕立て屋は一日中店に座り背を丸め、仕事を続けます。 でも暮らしは楽になりません。 クリスマスに間に合う様に市長の婚礼に合わせて作らなくてはいけない上着のボタン穴をかがるために穴糸を猫のシンプキンに買いに行かせますが...。

表紙にねずみの絵が書いてあるので仕立て屋というのは子のねずみの事だとばかり思い込みつつ本を開くとそこには人間の仕立て屋が。 じゃああのねずみはどういう登場をするのだろう?とちょっと意表をつかれます。 似たような話を読んだ事があります(どこだったか失念しました)。 仕立て屋は幸せなクリスマスをおくれたのでしょうか。

モペットちゃんのおはなし

モペットちゃんのおはなし 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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ねずみにからかわれたモペットちゃん。 ねずみを捕まえようとある作戦を思いつきます(こういう作戦は本当に聞くんでしょうか?)。 まんまとねずみを捕まえてからかい返しているモペットちゃんですが...。

最後のモペットちゃんの驚いたような顔が面白いですね。 ベアトリクス・ポターさんの絵本の中ではねずみがいつもきちんとしたジャケットを着てますが、妙に似合うんですよねー。 やっぱりお腹が出ている見た目がああいうおっさんぽい格好が似合うんですかね?

こねこのトムのおはなし

こねこのトムのおはなし 作:ベアトリクス・ボター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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あるところにミトン・トム・モペットという3匹の仔猫がいました。 お母さん猫がお客さんを呼ぶので3びきをおめかしするのですがいたずら好きの3匹は外に出て行って服をアヒルに取られたりしてすっかり脱いでしまいます。 お母さんは怒ってお客さんに会えない様に3匹を2階に行かせますが...。

いたずらっ子がおめかしさせられて困るって言うパターンは『トムソーヤーの冒険』でもありますね。 表紙のトムの絵がかわいいです(太ってボタンが締められなくなったみたいです)

チョコレートを食べたさかな

作:宮崎博和
出版:BL出版

自分がさかなである事に何も不満を覚えず暮らしていたさかな。 ある日、少年が落としたチョコレートのかけらを食べて以来チョコレートの事が頭から離れなくなります。

子ども向けの本とは言いづらいですが、そこはかとない悲しさと不思議な感覚に襲われるラストです。 セピア色一色の水彩の絵はとても綺麗です。

この本は1989年初版で、管理人所蔵のものは2003年の12版のものです。 アマゾンなどでは売ってないようです。

ティギーおばさんのおはなし

ティギーおばさんのおはなし 作:ベアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版:福音館書店

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ハンカチ3枚とエプロンをなくしてしまったルーシーちゃん。 トラネコやメンドリ・サリーなどに聞いてみますが誰も教えてくれません。 山のてっぺんの方に何か白いものが広げてあるのを見つけたルーシーちゃんは歩いて探しに行く事にします。 その山の中で見つけた1軒の家で洗濯屋のティギー・ウィンクルに会います。

ティギーはとても腕の良い洗濯屋で、ルーシーちゃんと話をしている間にもコマドリのチョッキにアイロンをかけたりと仕事を進めて行きます。 中にはピーターラビットの上着などお馴染みのキャラクターに関するものも出てきますよ。