ライオンとネズミ

ライオンとネズミ 作:ラ・フォンテーヌ
絵:ブライアン・ワイルドスミス
訳:わたなべしげお
出版:らくだ出版

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ある日、うっかりライオンの足の間を歩いてしまったネズミがいました。けれどライオンは怒ることなくネズミを逃がしてやります。ネズミは、いつか必ず恩返しすることを約束しましたが、ライオンはジャングルの王である自分にあんな小さい動物がどうやって恩返しができるのかと笑うのでした。ところがある日、ライオンがワナの網にかかってしまい・・・。

ジャングルの王者ライオンと、それと比べてとても小さなネズミの交流の物語。
小さい者を小馬鹿にしていたものが、その事を後悔することになる・・というお話は日本の昔話にも多いと思います。ワナにかかったライオンのもとにジャングル中の動物が集まってくるのに誰もライオンを助けられないという場面があるのですが、ここでの動物の絵がどれをとっても、リアルでありながら気味悪くないのがブライアン・ワイルドスミスならではですね。