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作・絵:ドン=フリーマン
訳:まつおかきょうこ
出版:偕成社
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セイヤーくんとおもちゃのくまのビーディーくん。
いつも二人は仲良く遊んでいますが、本当のくまみたいになろうとビーディーくんは家を出ます。
住み着いた洞穴を居心地よくしようとするビーディーくんが本当に足らないのは何か、大切なものが何だったのかに気づく瞬間。
似たような感覚はみな抱いたことがあるのではないでしょうか。
読み終わってほっとするのは、私たちが何かの大切さを気づいたときはそれを失ってからの場合が多いのに対しビーディーくんはそうではなかったことです。