いぬとかりゅうど

作:ブライアン・ワイルドスミス
訳:きくしまいくえ
出版:らくだ出版

いなかの農場で生まれた子犬は狩人に飼われ、猟犬としての訓練をうけます。
初めてのカモ猟で、犬は鉄砲で撃たれたカモをとりにいきますが、ケガをしたカモを見るとかわいそうに思い、草むらに隠します。
そして夜になると、台所からパンを盗んでカモのために運んでやるのでした。
そんなことを毎日を続ける犬でしたが、ある晩、パンを運ぶところを狩人に発見されてしまい・・・。

犬やカモをはじめ、うさぎ、はりねずみ、ふくろう、きつね、イタチ、カエル・・などなど、いろいろな動物の絵がとてもかわいらしく、色彩豊かですてきな絵本です。
傷ついたカモを想う犬の行動に、心動かされる狩人。
さりげないお話ですが、 この本をきっかけとして、生き物の命について子供さんと話し合うこともできるのではないでしょうか。