ぞうのエルマー

ぞうのエルマー 作・絵:デイビッド・マッキー
訳:きたむらさとし
出版:BL出版

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ぞうの群れには大きい象や小さい象、若い象年寄りの象、足の長い象短い象など、いろんな象がいるけれど、色はみんな同じ象色です。けれど、エルマーだけは赤や黄色、青、緑・・・といろんな色のツギハギ模様でした。
みんなと違う色が嫌になったエルマーはある日群れを抜け出し、象色の木の実の汁を使って自分の体を他の象と同じ色にそめます。そして群れに戻り、なにくわぬ顔で仲間にまざっていたのですが・・・。

「おさるのジョージ」と並んでこちらも最近キャラクターグッズを見かける事の多くなった、「ぞうのエルマー」シリーズから。
みんなと違っていてイヤになったエルマーですが、別に色の違いが原因で他の象からいじめられていたとかいうことはありません。なぜ急にカラフルな体がイヤになったのかはぜひ読んでたしかめてみてください。
お話の最後では、仲間の象がみんなそれぞれ好き勝手に自分の体にペインティングするお祭り状態になっています。子どもさんとこの本を読んだ時には、自分がもし象だったら、どういう模様にしたいか?をテーマに一緒にお絵描きしてみたら楽しいのではないかと思います。