泣いた赤おに

泣いた赤おに 作:浜田広介
絵:梶山俊夫
出版:偕成社

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人間と仲良くなりたい赤おには、その外見のせいで村人たちに誤解され、怖がられてしまいます。 そんな赤おにの様子を見ていた友だちの青おに。自分が村で大暴れをし、村人がこまっているところを赤おにが登場して追い払い、みんなの信頼を得るという一計を案じます。 青おにの計画はみごと功を奏し、赤おには一躍村人たちの人気者。けれど青おには、あの日以来すがたをみかけません。心配した赤おにが青おにのうちをたずねてみると・・・。

日本のアンデルセンと言われる浜田広介の代表作。私が一番好きな童話のうちのひとつでもあります。

赤鬼は、人間たちと仲良くなることができたけれど、人間たちのために青鬼のような行動をとれるでしょうか?また、その逆はあるでしょうか? 本当の友だちとはどういうことをいうのでしょうか?このお話を読むと、このことを深く考えさせられます。