たいくつした王子様

作・絵:ルイス・デ・オルナ
訳:大島かおり
出版:佑学社

退屈で退屈でしょうがない王子様。 王様は雪の国に住むのに雪が見たいという王子様のために白い花を付けるすももの木をお城の周り一面に植えてあげたりとわがままは何でも聞いてあげますが王子様の退屈さは治りません。

ある日王様の相談役の一人の勧めで王子様をパン屋にパン焼きの修行に出すと王子様の退屈はすっきり治ったではありませんか!その後も靴屋、鍛冶屋、指物師など多くの職人の元で修行をし、幸せになっていきました。

王子様の退屈が何の為だったかははっきりと文中で語られることはありません。 でも修行をし幸せになる王子様を見るとなんだか分かるような気がします。

この本は1978年に出版されたようで、現在手に入る事は無いようです。 作者についての情報も書いてないので他の作品とかも紹介できないのが残念です。