ぞうのババール こどものころのおはなし

作:ジャン・ド・ブリュノフ
訳:やがわすみこ
出版:評論社

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ぞうのババール1作目です。 服を着て、きちんとした格好をした象の王様ババールはみな知っていますがなぜババールが王になったかを知っている人は少ないでしょう。

ババールのお母さんが猟師に殺されてしまうというとてもショッキングな場面で始まります。 怖くて走りに走ったババールはついに人の住む街に来てしまいますが、そこでとても親切なおばあさんに出会い、服を与えられ礼儀や学問を教えられます。

「きっとまたかえってきますからね。」
ババールがまたおばあさんに出会うことはあるのでしょうか。 2作目以降を読むのが楽しみになります。

冒頭は悲しいですが、物語全般はババールが立派な象の王様になるまでを色々な動物の絵とともに書いてあって全体としては楽しくできています。